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グンちゃん効果絶大なり~ [映画やドラマのこと]

あらまー いったい何があったんでしょう!

久しぶりに再会した彼女は、鮮やかなプリントのミニワンピがとってもよく似合ってます。

たいていはボーイッシュなショートカットだったのに、ゆるやかなウエーブが肩の上に。

スカーフの巻き方もすごくおしゃれ。

 

いつもいつも、何かに誰かに夢中になっているとっても熱い彼女ですが、

目下のターゲットは グンちゃん! 

彼女が二泊三日の京都珍道中につきあってくれたおかげで、

「グンちゃん(チャン・グンソク)」がどんなに素敵か を徹底的にたたきこまれ、

このままいったら「おばあさん」じゃなくて、確実に「おじいさん」になってしまうだろう私も

グンちゃん効果のおすそわけをいただきました。

 

そしてふたりで 「女子力UP」 を誓い合ったのでした。

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実は私も、

グンちゃんブームが到来するかなり前から、車の中に「美男~」のOSTを忍ばせていて

落ち込んだときには、ジェルミ(イ・ホンギ) 「PROMISE」をファイト一発にしていたのです。

グンちゃんファンのかたごめんなさーい。


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映画「アレクセイと泉」 [映画やドラマのこと]

菅首相が中部電力浜岡原発のすべての原子炉停止を要請しました。

「廃炉」ではなく「停止」ということですが、まずはうれしいニュース!

 

一方で、原発停止要請があまりに急だったということで、地元では困惑も。

恩恵を受けてきたにせよ、安全と思い込まされて原発とともに生きてきた人たちも被害者なんですね。

 

そもそも地震大国の日本列島に原発があること自体、ありえないでしょー。

これから日本の原発はどこへ向かっていくのでしょう。

自民党は原発推進といっているので、政権がかわればまた逆戻り???

 

 

泉アレクセイと.jpg

 

今日は浜松で「アレクセイと泉」という映画を見てきました。

舞台となったのはベラルーシ共和国の小さな村です。

今から25年前、チェルノブイリ原発で爆発事故が起こったために、

住民に政府から移住勧告が出されました。

約600人の村人たちのほとんどが村を去り、

残ったのは55人のお年寄りとただ一人の若者であるアレクセイだけでした。

放射能によって森も畑もどこもかしこも汚染されてしまった村。

それでも残ることを選択したひとびとの、

力強くてしかも愛とユーモアと感謝にあふれた日々の暮らしが、ゆったりと楽しげに綴られています。

村の中心にある「泉」は、生活用水を得る唯一の場であるだけでなく、

(お水をくみ上げたり、よごれたシャツを足で踏み洗いしてたり、また別のおばあさんは青菜を洗ったりしてるんですね)

皆の心のよりどころであり、教会のような神聖な場所ともなっています。

そして驚くべきことは、

この泉の水からは、何回測定しても放射性物質が検出されない…。

 

ほんとうに豊かなくらしとはなにか。

便利になることがはたして幸せなのか。

原発のことだけでなく、様々なことを考えさせられる映画ですが、

アレクセイの語り口のように、あたたかくてさわやかなものが心に残りました。

 

監督は本橋成一さんというかたです。

監督のトークもあたたかくて誠実で、すばらしかったです。

 

機会を見つけてぜひご覧ください。

または、上映会を開いちゃおう というかたはこちらをどうぞ。

http://movies.polepoletimes.jp/info/

 

纐纈あや監督のドキュメンタリー映画祝(ほうり)の島も面白そうですよ。

予告編 http://www.youtube.com/watch?v=fn2qN9kp204

 

 


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帰国しました!そして「海洋天堂」(追記あり!) [映画やドラマのこと]

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ただいまー。

昨晩遅くに、元気で帰国しました。

天燈上をはじめ、春節ランタン祭り、そしてローカル線の旅を満喫しました!

が、もっとすごい出会いがありましたよ。

 

JALの機内で観た映画 「海洋天堂」 

機内ではいつも 「日本では公開されそうもない」映画 を選ぶことにしていますが 

今回めがねを忘れてしまって解説が読めず、監督名も主演の俳優名も見えませんでした。

でも題名から想像して、中国映画だろうとあたりをつけて見始めたら

ものすごくいい映画で、帰りの飛行機でも、もう一回観て泣いてしまいました。

 

ついでにもっとばらしてしまうと

なんと主演がジェット・リー

アクションなしどころか、とても機敏そうには見えない、中年のお父さん役です。

息子に対してはどこまでも忍耐強く、やさしく、とびきりの笑顔で接しています。

あまりぱっとしない風貌のむこうにある深いものをみごとに演じています。

透き通るような美しい画面がこころに残ります。 

撮影はあのクリストファー・ドイルです。

息子役の文章(ウェン・ジャン)さんはじめ他の役者さんもみんないいです。

 

 

ジェット・リーのファンでない人にも

とくに若いお父さんお母さんたちに観て欲しい映画です。

http://www.youtube.com/watch?v=Tu_PvaqD-ho&feature=related

 

 

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台湾ドラマ「美味関係」とジョアンナ・ウォン [映画やドラマのこと]

私のストレス解消法は

本当は「台北の街をふらふらする」なのですが

そんなにしょっちゅう行けるほどの時間もお金もありません。

で、とりあえずやることは

山盛りの香菜(シャンツァイ→パクチーのこと)の香りや中国茶でリフレッシュ。

さらに時間があるときは

台湾ドラマをだらだら見て、なつかしい台湾の街並みや台湾北京語に浸る」 

ということになります。

 

昨年DVDを借りてきて、久々に 「美味関係」 を見直しました。

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あそこで撮影したんだー 

このレストランはどこ?

きゃーおいしそう! フレンチもいいけどやっぱり屋台物だわ。

パティー・ホウは超美人ではないけど、お顔も声も雰囲気も感じよくて癒されるわねー。

ヴィック・チョウもずいぶん垢抜けたなー。「流星花園」のときはまだ素朴なかんじで、「山田太郎物語」のときはただただかわいいだけだったのに、演技力もUP。でも「戦神マース」のときのロン毛のほうが似合ってたな。

「戦神マース」のエンディングを男っぽい魅力的な声で歌っていたアランコーも出てる。意外にも幼いかんじで、あらあら、声とのギャップが…。

メイガン・ライは相変わらずおしゃれで、たれ目がかわいいから、悪役でも許すっ。

高橋シェフ役の俳優さんなんていうのかな。落ち着いててやさしくて素敵だわー。

でもいちばんかっこいいのは、ばあさん役の女優さんね。

 

しかし一番のお気に入りは

劇中流れていた気になる歌声。

ジョアンナ・ウォンというまだほんとに若い女性。

アメリカ育ちの台湾人です。  

ノラ・ジョーンズに似ているとも言われていますが、どうなんでしょう。

わたしは とうとうと とか 切々と とか 根性こめて歌い上げられるのが大の苦手。

彼女の歌声は押し付けがましいところが微塵もなく

「明日も元気に明るく生きていこうぜっ」

と 軽~く(ここがポイント高し)後押ししてくれるようなかんじで

ほんとに好きっ!

 

http://www.youtube.com/watch?v=SVS29CmuSMA&feature=related

 

ついでにこれも 

http://www.youtube.com/watch?v=GJ_J37guCec&NR=1


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息もできない(追記あり) [映画やドラマのこと]

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主人公は暴力と汚い言葉を吐くことしか知らないチンピラです。

義理と人情のやくざ映画じゃありません。

見終わってスカッとするアクションものでもありません。

 

暴力シーンは、めちゃくちゃ心がつらいです。

いろいろなものに対して憤っています。

どうしようもない親や、行き場のない現実や、もちろん自分にも。

 

偶然出会った女子高生と、次第にこころを通わせて、自分の生き方を見つけていくのですが。

 

 

製作・脚本・編集そして主演をひとりでこなしたヤン・イクチュン監督

かっこいいです。

髪も眉毛も短くしてほんとにチンピラみたいだけど

ユーモアとやさしさがあふれています。

けなげ且つ肝っ玉のすわった女子高生役の女優さん、nice!

 

 

断ち切りたくても捨てることの出来ない親や兄弟との葛藤や、

世の中や自分自身に対する苛立ちは、 

程度の差はあれ、誰でも経験することでしょう。

国柄も違い、映画の中の状況は特殊かもしれませんが、

ちくちくと心の中をついてきて、観ているほうも 息もできない。

 

 

追記

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渋谷のRISE Xの内部。ちっちゃいけど好きな空間です。 

「息もできない」は6月18日まで


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映画「PLASTIC CITY」 [映画やドラマのこと]

磐田市に住む外国人の70%以上はブラジル人です。

市の広報にはブラジルの国語であるポルトガル語もありますし、

ゴミの収集袋をはじめとして、市内のいろいろなところでふつうにポルトガル語を見かけます。

わたしも最近では日系ブラジル人と接する機会がかなり多くなりました。

彼らはほんとにもれなく気のいいひとたちです。

 

しかし、異文化の国で暮らす悩みをたびたび耳にします。、

不景気で仕事がないけど、チケットが高くてブラジルに帰ることもできない。

日本語は少しは話せるが、読み書きができないので、新しい仕事につくのも難しい。

日本の習慣になかなか慣れないので、誤解されることがある。

問題はとてもとても深刻です。

 

それでもなお、彼らはいつも笑顔を絶やさず、底抜けに明るく、小さなことにも喜びを見つけ、

たくましく今日一日を生きています。

 

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「PLASTIC CITY」は、

ブラジルでもとくに移民の多い街サンパウロが舞台というので非常に興味を持ったわけですが、

もうひとつの理由は監督です。

ユー・リクワイ監督はもともとはカメラマンで、

ジャ・ジャンクー監督の「世界」「長江哀歌」「四川のうた」ウォン・カーウァ監督の「花様年華」などで

撮影監督をつとめています。

 

というわけで、期待に胸ふくらまして見た映画なのです。

出だしからしてかっこよくて、これからいったい何が始まるのかしらというワクワク感が高まります。

カメラマン出身の監督だけあって、これどうやって撮ってるんだろう、どういう処理をしてるんだろうと

興味のつきないすばらしい映像の連続です。

わざと荒い感じに仕上げ、色も昔のカラー印刷の絵葉書みたいな色調にして

サンパウロの熱気や雑多な雰囲気を出したり、

アマゾンのシーンでは延々とつづく自然の緑色に吸い込まれそうです。

効果音みたいな音楽が映像にぴったりだし、タトゥーのデザインNICEだわー。

なによりアンソニー・ウォンが オダギリジョーが キャ~素敵です!

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でも、わたしは途中で うとっしてしまったのです。

前半は無駄なくスピーディーな展開だったのに、映像はとてもすばらしいのに。

後半、ワクワクが途切れてしまったのです。

わたしの脳みそが足りないのでしょうか。

台湾でもおなじみの「組織的にコピー商品をつくり闇で販売する」というリアルななりわいを描きながら、

夢なのか現実なのかわからなくなるようなシーンがはさみこまれていて混乱します。

決闘場面がアニメやゲームのなかの一場面みたいだったり、

とくにラストでアマゾンに舞台を移してからの展開もあまりに唐突なかんじで。

 

主役の二人の俳優がよかっただけにもったいないです。

 

アンソニー・ウォンは香港出身の俳優さんで、

「インファナルアフェア」や最近では「エグザイル絆」「イニシャルD」などに出演しています。

脇役で出てもすごい存在感があります。

まだ40代なのに、この映画では裏社会の大物を渋く演じていました。

 

オダギリジョーは中国語の(たぶんポルトガル語も)発音が下手で気になりましたが、それも最初だけ。

無国籍な雰囲気をただよわせ、移民の街でしたたかに生きる若者になりきっていました。

「悲夢」では彼がやらなくてもいいような役で肩透かしをくらいましたが、キリン役は非常に魅力的でした。

そのほか中国や台湾やブラジルの俳優さんが、脇役でもみんな印象に残りました。

 

あまりに期待が大きかったので、残念な展開でしたが、

私は「I come with the rain」よりこっちのほうがずっと好き。

次作が楽しみです。

 

 


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「I come with the rain 」見てきましたっ! [映画やドラマのこと]

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いよいよ梅雨が始まりました。

たんぼに水が入り、田植えも終わって、雨が降ればあちらこちらでかえるが一斉に鳴き始めます。

一面の水鏡うつくしい。今のこの時期にしか見られない最高の景色です。

 

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トラン・アン・ユン監督の作品はどれも、「水」が重要な役割をもっています。

「I come with the rain」もまさにタイトルのとおり、雨や水がふんだんに出てきました。

 

水曜日に映画を観て、終わってすぐの感想は、「もう体中ズキズキ痛くてたまらない~」 でした。 

でもどういうわけか、日ごとに変化して、

今はシャワーしたあとのようなすっきりした気分だけが残りました。

 

全編通して、これでもかというぐらい傷ついた肉体痛みをこらえる姿がでてきますが、

からだの痛みは同時に「心の痛み」でもあります。

美しいがメンタルな部分の癒しの象徴になっています。

一方で、キリスト十字架を暗示するものがいろいろ出てくるのですが、

かといって宗教性は全くといっていいほどありません。

 

この映画の中で一番好きなのは、深手を負ったシタオがミンダナオの自然の中で再生するシーンですが、

キリストの復活のような「奇跡」ではなくて、

動物が自ら泥の中にはいって傷を治したりするのと似ています。

キリストの受難は究極の「痛み」ですし、

たしかに全人類の「罪」と「痛み」をひとりで引き受けて磔刑に処せられたのですが、

なぜ十字架を出さなければいけなかったのか私にはよくわかりませんでした。

日本向けポスターもレッドカーペットも十字架でしたね。

 

ストーリーには全く関係ありませんが、映画を見ながら思い出してしまったものが。

チャン・イーモウの初期の作品に「紅い高粱(こうりゃん)」というのがあります。

そのなかで、中国に進出して来た日本人が反抗する中国人をつかまえて、

みせしめにひどいことをするのです。

日頃牛などを捌(さば)いている(お肉屋さん?)中国人に、

なかまの頭の皮を剥がさせるという残酷なシーンです。

捌くのが牛や豚じゃなくて人間だったらそれはもう犯罪になる というのはあたりまえのことなんですが、

私たちは何の感慨もなく動物のお肉を食べたり、

牛の皮を剥いでつくったものを普段なにげなく使ってるんだなとか、

考えだしたらきりがなくて……

 

とにかく「I come~」はそれぞれのひとにいろいろな思いを喚起させる映画です。

 

とまあ、かなり重い内容ではありましたが、

映像はどこをとってもすばらしく、

ジョシュをはじめ美しい男の人たちがいっぱいでてきて、しかもしょっちゅう上半身裸になるわで、

それぞれの俳優さんのファンにとってはたぶん垂涎もののショット満載でした。

木村拓哉はキムタクとはまったく違った新たな面を見せていて、けっこう感動してしまいました。

でも日本人の役なのに「なんで シタオ というへんな名前なのか」 気になって気になって。

イ・ビョンホンは安っぽいチンピラの親分という感じを実にうまく出していました。

自分が叩きのめした子分の血でつるっとすべったりもします。

鍛えた腹筋より、すごい柄のシャツのほうについ目がいってしまいました。

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ショーン・ユーの逆走シーンなどは

「インファナルアフェア」を観ているようで

束の間の息抜きになりました。

監督は、奥さんであるトラン・ヌー・イエン・ケーを

もっとも美しくみせる俳優や女優を意図的に選んでいるように思えました。

などなど、その他つっこみどころもたくさんありますが、ネタバレになりそうなので。

 

とにかく、「天使と悪魔」が文句なしに楽しめるわかりやすい娯楽作品だとしたら、

こちらはもっとメンタルな部分、深層心理にぐいぐいとくいこんでくる映画です。

おとなりに座ってた方、まちがってもポップコーン片手に観る映画じゃありませんわよっ!

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「天使と悪魔」より

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映画「キッチン~3人のレシピ~」 [映画やドラマのこと]

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吉本ばなな の作品は韓国でも人気があると聞いてたし、

監督が女性なのでどんな映画になったのかしらと思いつつ

見てみたら、脚本は監督のオリジナルだそうで、全く別物でした。

疲れて家に帰ってきて、何気なくTVつけて、なんとなく見ちゃったけどけっこういいおはなしだったわー 

そんな感じの映画です。

映画というよりTVの二時間ドラマみたい。

 

まるで兄妹のような仲のよい一組の夫婦と、夫の招きである日突然やってきたフランス帰りの若いシェフ。

奇妙な同居生活がはじまります。

いわゆる三角関係になっていくのですが、

どろどろしたところや、うしろめたさ、罪悪感といった暗~い部分がまるでありません。

そして、キッチンという日常生活の場が舞台でありながら、まるでファッション雑誌をみているようです。

おしゃれだけど温かみのあるインテリアやキッチン小物、実際あったらいたくなるようなかわいい傘

ミナちゃんの中途半端なヘアスタイル、衣装などがここちよさを増幅しています。

韓国語もまるでフランス語みたいに聞こえます。(フランス語で歌うシーンもあります)

そんなにたくさん見ているわけじゃありませんが、

今までの韓国映画にはなかったタイプのように思います。

日本公開は延期になってしまいました。チュ・ジフンのファンでなくても、ちょっと残念。

 

この映画の一番は シン・ミナちゃんの笑顔 かな。

それから、日頃空気のような存在になっている家族について、ちょっぴり考えさせられました。

 

 


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もうすぐ公開 ! I come with the rain [映画やドラマのこと]

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You Tubeでかなり前から予告編が流れてたので、ずーと気になってました。

アクションものややくざ映画はもともと好きなんですけど、これはちょっと血なまぐさいシーンがあまりに多そう。

でも、でも、観たい!

監督がトラン・アン・ユンなんですもの。

 

この監督はベトナム出身なのですが、こどものころベトナム戦争からのがれるためにフランスへ渡り、そこで育ったそうです。

 一作目の「青いパパイヤの香り」は、なるほどフランス人があこがれるアジアってこんなかんじかなーという雰囲気のすてきな映画です。

香り青いパパイヤの.jpgムイという小さな女の子が、あるお屋敷に奉公にあがります。素直でかわいくて働き者なので、奥様も、家事を教えるばあやさんも、とてもかわいがってくれます。「おしん」のような悲惨な目にはあわず、愛情深くきちんとしつけられ、一人前の女性になっていくさまがみずみずしく描かれています。

成長したムイはきれいで慎み深くお料理も上手。ムイがずっと以前からひそかに思いを寄せる人には婚約者がいるのですが、ブリッコで性格悪そうなお嬢様。 当然の事ながらムイの勝ち~ でハッピーエンドです。

美しい緑、光と影、ちいさないきもの、パパイヤの実。アジア独特の湿度が伝わってくる映画です。

大人になったムイを演じてるトラン・ヌー・イエン・ケーという女優さんにはとても惹きつけられます。もともと美人なんでしょうが、この映画のなかで素朴なムイがどんどんきれいになっていくように、みごとに花を開かせています。

I come with the rain にも出てるのでやっぱり気になる~。

 

 


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