映画「キッチン~3人のレシピ~」 [映画やドラマのこと]
吉本ばなな の作品は韓国でも人気があると聞いてたし、
監督が女性なのでどんな映画になったのかしらと思いつつ
見てみたら、脚本は監督のオリジナルだそうで、全く別物でした。
疲れて家に帰ってきて、何気なくTVつけて、なんとなく見ちゃったけどけっこういいおはなしだったわー
そんな感じの映画です。
映画というよりTVの二時間ドラマみたい。
まるで兄妹のような仲のよい一組の夫婦と、夫の招きである日突然やってきたフランス帰りの若いシェフ。
奇妙な同居生活がはじまります。
いわゆる三角関係になっていくのですが、
どろどろしたところや、うしろめたさ、罪悪感といった暗~い部分がまるでありません。
そして、キッチンという日常生活の場が舞台でありながら、まるでファッション雑誌をみているようです。
おしゃれだけど温かみのあるインテリアやキッチン小物、実際あったら買いたくなるようなかわいい傘、
ミナちゃんの中途半端なヘアスタイル、衣装などがここちよさを増幅しています。
韓国語もまるでフランス語みたいに聞こえます。(フランス語で歌うシーンもあります)
そんなにたくさん見ているわけじゃありませんが、
今までの韓国映画にはなかったタイプのように思います。
日本公開は延期になってしまいました。チュ・ジフンのファンでなくても、ちょっと残念。
それから、日頃空気のような存在になっている家族について、ちょっぴり考えさせられました。
コメント 0